2025年12月15日、東京・港区赤坂にある会員制個室型高級サウナ施設「SAUNATIGER（サウナタイガー）」で火災事故が発生しました。
この事故では、利用中だった男女2人が死亡するという、非常に痛ましい結果となっています。
この火災事故をきっかけに、運営会社の代表として名前が注目されるようになった人物が、栗原修（くりはら おさむ）氏です。
栗原修氏の名前をインターネットで検索すると、「赤坂サウナタイガー 代表」という情報と同時に、過去に消費者庁から行政処分を受けていたという内容が表示され、多くの人が強い関心を示しています。
SNSや掲示板では「かなり闇が深いのでは」「偶然にしては出来すぎている」といった声も広がっており、事実関係を整理した情報を求める人が急増しています。
本記事では、栗原修氏とはどのような人物なのか。
顔画像は公開されているのか。
赤坂サウナタイガーとはどんな施設だったのか。
そして、消費者庁が出した業務停止命令・業務禁止命令の内容とは何だったのかについて、現時点で分かっている情報をもとに詳しく解説していきます。
栗原修とはどんな人物か
栗原修氏は、日本国内でサウナ事業やリユース事業に関わってきた実業家です。
ただし、芸能人や著名な投資家のようにメディア露出が多い人物ではなく、生年月日、出身地、学歴などの詳細なプロフィールは公式には公表されていません。
複数の情報サイトや過去の会社情報を総合すると、以下のような経歴が確認されています。
栗原修氏は、過去に「トリアイナ」という企業の設立メンバーとして関わり、営業統括マネージャーを務めていたとされています。
営業畑での経験が長く、対人営業やビジネス構築に強みを持っていた人物と見られています。
その後、2017年1月に**中古品の買取・販売などを行う会社「KUROFUNE＆Co株式会社」**を設立しました。
この会社では、主に訪問購入やリユース事業を展開していたとされています。
さらに、2021年7月には新たに**「SAUNA＆Co株式会社」**を設立。
この会社を通じて立ち上げたのが、赤坂の高級個室サウナ「SAUNATIGER」でした。
栗原修氏自身は、20年以上のサウナ歴を持つサウナ愛好家であるとも言われており、
「日本にこれまでなかった完全個室型のラグジュアリーサウナを作りたい」
という構想のもとでサウナ事業に参入したとされています。
栗原修の顔画像は公開されている？
栗原修（くりはら おさむ）氏の顔画像が公開されているのかについては、
赤坂サウナタイガーの火災事故や行政処分の報道をきっかけに、多くの人が関心を寄せています。
結論から言うと、
完全に非公開というわけではなく、業界紙などを通じて顔写真が掲載された例は存在します。
リユース業界紙に掲載された顔画像
栗原修氏の顔画像として確認されているのが、
**「リユース経済新聞」**の記事内に掲載された写真です。
この記事では、
KUROFUNE＆Co株式会社の代表として紹介されており、
氏の顔写真とともに年齢が46歳であることも明記されています。
そのため、
「栗原修氏の顔画像は一切公開されていない」
というわけではなく、
業界関係者向けの媒体では実名・顔出しで紹介されていた人物
という位置づけになります。
赤坂サウナタイガーとはどんな施設だったのか
「SAUNATIGER（サウナタイガー）」は、東京都港区赤坂6丁目にあった完全個室型の高級プライベートサウナです。
一般的な銭湯や大浴場型サウナとは異なり、
1部屋ごとにサウナ室、水風呂、休憩スペースが完結しているのが大きな特徴でした。
会員制を基本としながらも、一般利用も可能で、
利用料金は1回数万円に及ぶこともあるなど、かなり高額な設定だったとされています。
内装は高級感を重視した作りで、
「完全プライベート空間で誰にも邪魔されずにととのえる」
というコンセプトが打ち出されていました。
一部報道では、イタリア出身のタレントやモデルが監修に関わっていたという情報もあり、
話題性の高いサウナ施設として注目を集めていました。
その運営会社が「SAUNA＆Co株式会社」であり、
代表取締役として名前が挙がっていたのが栗原修氏です。
2025年12月15日 赤坂サウナタイガー火災事故の概要
事故が発生したのは、2025年12月15日の正午過ぎでした。
東京・港区赤坂にあるサウナタイガーで火災が起き、
利用中だった30代の男女2人が意識を失った状態で発見されました。
2人はその後、病院に搬送されましたが、死亡が確認されています。
警視庁や東京消防庁の調べによると、
火元は個室サウナ内とみられており、
室内に煙が充満したことで一酸化炭素中毒などを引き起こした可能性が指摘されています。
また、現場の状況からは、
・個室のドアノブが外れかけていた可能性
・非常ボタンが作動しなかった可能性
・密閉構造による避難の難しさ
など、安全管理体制に関する複数の問題点も浮上しています。
この事故は、国内でも極めて珍しい個室型サウナ施設での死亡事故として、大きく報じられました。
栗原修と消費者庁の行政処分とは
栗原修氏の名前がさらに注目される理由となったのが、
過去に消費者庁から行政処分を受けていた事実です。
2025年11月27日付で、消費者庁は
KUROFUNE＆Co株式会社に対して、特定商取引法違反を理由とした行政処分を発表しました。
この処分内容は、決して軽いものではありません。
業務停止命令の内容
消費者庁が出した業務停止命令の主な内容は、以下の通りです。
KUROFUNE＆Co株式会社に対し、
訪問購入に関する以下の業務を、
2025年11月27日から2026年8月26日までの約9か月間停止するという命令が出されました。
・勧誘行為
・申込みの受付
・売買契約の締結
つまり、会社の主要業務の一部が長期間にわたって禁止された形になります。
栗原修個人への業務禁止命令
さらに重いとされるのが、栗原修氏個人に対する業務禁止命令です。
栗原修氏は、
・業務停止命令の対象となった業務を新たに開始すること
・当該業務を担当する役員になること
などを禁止されました。
これは、単なる会社への注意や改善指導ではなく、
経営者本人の関与が問題視された場合に出される極めて重い処分とされています。
なぜ行政処分が下されたのか
行政処分の理由として挙げられているのは、
特定商取引法で禁止されている行為の数々です。
具体的には、
・契約する意思がないと示した消費者への勧誘
・必要な書面を適切に交付しなかった
・重要事項の告知義務違反
などが認定されたとされています。
このような処分は、
「単なる手続きミス」
「軽微な違反」
では出されないことが多く、
悪質性が高いと判断されたケースでのみ行われるという点も、
ネット上で大きな波紋を呼んでいます。
行政処分とサウナ事故は関係しているのか
ここで注意すべき点として、
行政処分と赤坂サウナタイガーの火災事故に、直接的な因果関係は確認されていません。
行政処分は「訪問購入業」に関するものであり、
サウナ事業とは別のビジネスです。
ただし、
行政処分が公表された直後に、
サウナ施設で重大事故が発生したことから、
世間では
「経営体質に問題があったのではないか」
「安全管理意識が低かったのでは」
といった疑念の声が強まっています。
一部では、事故後に代表者が交代したという情報もありますが、
現時点で公式な登記情報などによる裏付けは確認されていません。
世間の反応と今後の注目点
ネット上では、
「高級サウナでも安全は別問題」
「個室型サウナの危険性が改めて浮き彫りになった」
といった声が多く見られます。
また、
「行政処分を受けた経営者が別業種で事業を行うこと自体に問題はないのか」
という点についても、賛否が分かれています。
今後は、
・火災事故の詳しい原因
・安全管理体制の実態
・刑事責任や行政指導の有無
などが、捜査や調査によって明らかになっていくと考えられます。
まとめ
栗原修氏は、リユース事業とサウナ事業を手がけてきた実業家であり、
赤坂の高級個室サウナ「SAUNATIGER」を立ち上げた人物です。
一方で、
別会社であるKUROFUNE＆Co株式会社において、
消費者庁から業務停止命令および業務禁止命令という重い行政処分を受けていた事実も確認されています。
赤坂サウナタイガーの火災事故と行政処分は、
直接的な関係があると断定できるものではありません。
しかし、
同一人物が関わる事業で短期間に重大な問題が続いたことで、
多くの人が強い関心を持つ事態となっています。
事故で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、
今後、同様の悲劇が二度と起きないよう、
施設の安全性や運営体制の見直しが強く求められています。
