インフルエンサーであり、実業家としても大きな成功を収めてきた宮崎麗果(みやざき れいか)氏。
SNSのフォロワー数は40万人を超え、「宮崎さんが紹介した商品は売れる」と言われるほどの影響力を持つ存在です。
一方で、2025年に入り、宮崎氏とその会社が約1億5700万円規模の脱税疑いで東京国税局に刑事告発されたことが報じられ、世間の注目を集めています。
この記事では、宮崎麗果氏の
・経営する会社と年商25億円の実態
・生い立ちや国籍的背景
・学歴と芸能界を含む経歴
・3度の結婚と離婚歴
・今回の脱税疑惑と読者が気になる点
について、分かりやすく整理していきます。
宮崎麗果とはどんな人物なのか

宮崎麗果氏は1988年2月3日生まれ。
長野県諏訪市で出生し、東京都世田谷区で育ちました。
父親は元参議院議員の白眞勲氏で、政治家の家庭に生まれた人物としても知られています。両親は離婚しており、「宮崎」という姓は母親のものです。
現在は実業家、インフルエンサー、そして5人の子どもを育てる母親として、多方面で注目を集めています。
生い立ちと国籍的な背景
宮崎麗果氏は、自身について「コリアンクォーター」であることを公表しています。
父親の白眞勲氏が日本と韓国のハーフであるため、宮崎氏は韓国の血を4分の1引いている形になります。
小学校時代はインターナショナルスクールに通い、12歳からは家族とともにアメリカ・テキサス州へ移住しました。
この時期、アジア人として人種差別を経験したこともあったと語っています。
その後、高校時代に日本へ帰国しますが、英語が事実上の第一言語だったため、日本語に苦労し、学校生活になじめなかった時期もあったそうです。
学歴と大学時代の華やかな経歴
帰国後、宮崎麗果氏は上智大学国際教養学部に進学します。
在学中の2007年には、学内のミスコンテスト「ミスソフィアコンテスト」で準グランプリに選出され、一気に注目を集めました。
さらに、芸能事務所に所属し、女子大生タレントグループ「キャンパスナイターズ」の一員として、フジテレビ『キャンパスナイトフジ』などにレギュラー出演します。
当時から家賃30万円のマンションに住んでいたことがバラエティ番組で紹介され、「セレブ女子大生」として話題になりました。
2012年、24歳で上智大学を卒業しています。
芸能界から実業家への転身
大学卒業後、宮崎麗果氏は芸能活動を続けるか悩んだ末、「この世界で長く活躍するのは難しい」と判断し、芸能界から距離を置く決断をします。
その後、台湾の大学に約1年間留学し、視野を広げる時間を過ごしました。
2014年には、ボディケアやエステ、治療院などを併設したサロン事業にも関わるなど、徐々にビジネスの世界へ足を踏み入れていきます。
シングルマザーからの起業と会社設立
大きな転機となったのが、2019年の離婚です。
第3子を妊娠中に2度目の離婚を経験し、専業主婦だった宮崎氏は、収入も職歴もない状態でシングルマザーとなりました。
さらに妊娠中の入院生活という厳しい状況の中で、「雇ってくれるところがないなら、自分で会社をつくろう」と決意します。
病院の病室で定款作成や登記申請を行い、2020年2月に株式会社Solarie(ソラリエ)を設立しました。
SNS運用やマーケティング戦略を中心とした事業内容は、初期投資が少なく、個人の影響力を最大限に生かせるものでした。
年商25億円企業へと成長
Solarie設立後、宮崎麗果氏は
・SNSマーケティング
・インフルエンサーを活用した広告戦略
・美容・ライフスタイル分野のブランディング
などを武器に、急成長を遂げていきます。
さらに
・株式会社Elevate
・株式会社Vitolabo
など複数の会社を立ち上げ、事業を拡大しました。
報道や本人の発言などから、グループ全体で年商25億円規模に達していたとみられています。ただし、これは本人側の発信をもとにした数字であり、正確な内訳については公表されていません。
3度の結婚と離婚歴
宮崎麗果氏は、これまでに3度の結婚を経験しています。
初婚
2017年ごろに結婚し、第1子となる男児を出産。
その後、時期は明かされていませんが離婚しています。
2度目の結婚
実業家の田中雄士氏と結婚し、2018年に第2子を出産。
第3子妊娠中に別居し、2019年に離婚しています。
3度目の結婚
2021年12月、元EXILEメンバーの黒木啓司さんと結婚。
2023年、2024年と立て続けに子どもが誕生し、現在は5児の母です。
脱税疑惑と刑事告発の内容
2025年、宮崎麗果氏と関連会社は、東京国税局査察部により刑事告発されました。
報道によると、
・架空の業務委託費を計上
・約4億9600万円の所得を隠した疑い
・法人税と消費税を合わせ約1億5700万円の脱税
が指摘されています。
宮崎氏本人は、過少申告について「重く受け止めている」とコメントし、今後は適正な申告を行う意向を示しています。
現時点では、裁判で有罪が確定したわけではなく、捜査と司法判断を待つ段階です。
読者が特に気になるポイント
今回の報道で、多くの読者が気にしているのは次の点です。
・年商25億円という成功と不正の関係
・顧問税理士や税務管理体制はどうだったのか
・インフルエンサーとしての信頼は回復できるのか
・政治家の娘という立場が影響したのか(これは推測にすぎません)
成功の裏にあった急成長と、その管理体制の脆さが問われているとも言えるでしょう。
まとめ
宮崎麗果氏は、
華やかな経歴と影響力を持つ一方で、
挫折や離婚、シングルマザーとしての苦悩を乗り越え、
実業家として成功をつかんだ人物です。
今回の脱税疑惑は、そのイメージに大きな影を落としましたが、今後の対応や説明によって評価が変わる可能性もあります。