2025年6月27日、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の後継企業である「STARTO ENTERTAINMENT」は、**新社長に鈴木克明氏(66歳)**が就任することを発表しました。
SMILE-UP.といえば、長年にわたり日本の芸能界をけん引してきたジャニーズ事務所の再編成に伴い、新たに設立された企業です。
そんな企業の代表に就任した鈴木克明氏とは、一体どのような人物なのでしょうか?
この記事では、鈴木克明氏の学歴(高校・大学)やフジテレビ・テレビ西日本での輝かしい経歴、人物像について詳しくご紹介します。
鈴木克明の学歴:出身高校や大学は?
まずは、気になる学歴からご紹介します。
■ 高校:非公開(愛知県内の有名進学校の可能性)
鈴木克明氏は愛知県出身です。ただし、出身高校の名称は公表されていません。しかし、慶應義塾大学に現役で進学していることから、県内でも上位の進学校に通っていた可能性が高いです。
愛知県内で慶應義塾大学への進学実績がある高校としては、
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東海高校
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旭丘高校
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滝高校
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名古屋高校
などが有名です。特に、東海高校や旭丘高校は、東大や早慶に多数の進学者を出すトップレベルの高校として知られています。
現時点では推測の域を出ませんが、こうしたハイレベルな学校で学んでいたことは間違いないでしょう。
■ 大学:慶應義塾大学文学部
大学は慶應義塾大学文学部を卒業。慶應義塾大学といえば、私立大学の中でも最難関とされる名門大学であり、政財界・メディア業界などで数多くの著名人を輩出しています。
慶應義塾大学文学部は、自由度が高く、多様な学問領域を学べるのが特徴。人間理解や表現技術に長けた人材が多く、テレビ業界でも多数活躍しています。
フジテレビ入社から始まったキャリア
鈴木氏は1981年にフジテレビに入社し、以後40年にわたり放送界の第一線で活躍してきました。
■ 同期には名プロデューサーがズラリ
鈴木氏と同じ1981年入社組には、
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大多亮氏(『踊る大捜査線』などの名プロデューサー)
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遠藤龍之介氏(元フジテレビ社長)
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永山耕三氏(ドラマ演出家、『ロングバケーション』など)
といった、のちに日本のドラマ・バラエティ界を代表する人物が名を連ねています。まさに「黄金世代」と呼べる同期たちと共に、フジテレビの“絶頂期”を支えてきました。
「めざましテレビ」立ち上げの中心人物
鈴木氏の代表的な功績のひとつに、朝の情報番組『めざましテレビ』の立ち上げがあります。
■ 情報番組の常識を覆した大ヒット番組
1994年にスタートした『めざましテレビ』は、当時としては珍しい「明るくカジュアルな朝の情報番組」として爆発的な人気を獲得。今なおフジテレビの朝の看板番組として放送されている長寿番組です。
鈴木氏は初代チーフプロデューサーとして、番組の企画・構成を担い、視聴者に新しい朝の過ごし方を提示しました。この実績は、フジテレビ内でも非常に高く評価されています。
編成・制作局長、専務へと昇進
その後、鈴木氏はテレビ局の「中枢」といえる編成・制作部門の責任者として昇進を重ねていきます。
■ フジテレビでの昇進歴
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2001年:生活情報局情報部 部長
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2003年:編成部長
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2005年:編成制作局長
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2007年:取締役就任
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2010年:常務取締役
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2015年:専務取締役
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2017年:退任
編成制作局は、番組の企画から予算配分、放送枠の調整などを担う極めて重要な部署。そのトップを務めたということは、フジテレビの“顔”ともいえる存在だった証しです。
また、フジ・メディア・ホールディングスの取締役も兼任しており、グループ全体の経営にも深く関与していました。
テレビ西日本の社長に就任
フジテレビ退任後の2017年、鈴木氏はテレビ西日本の代表取締役社長に就任します。
■ 異動の背景には「日枝体制との距離」
テレビ業界関係者によると、鈴木氏の異動は当時のフジテレビ会長・日枝久氏との路線の違いがあったと言われています。
日枝体制の強い影響が残る本社から離れ、地方局であるテレビ西日本に移ることで、より自立した経営判断が可能になったとも見られています。
■ 2021年に相談役へ
社長として4年間を務めた後、2021年には相談役へと退任。その後は表舞台から距離を置いていましたが、2025年6月、再び芸能界の最前線へと戻ってきたのです。
STARTO ENTERTAINMENT社長に就任
そして、2025年6月27日、鈴木克明氏は「STARTO ENTERTAINMENT」の新代表取締役社長に就任しました。
■ SMILE-UP.からの転換点
旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)は、多くの問題を抱えながらも日本の芸能界をリードしてきた存在でした。しかし、相次ぐ不祥事と社会的責任の高まりを受け、組織の刷新が求められる中で「STARTO」が誕生。
その新しいトップに迎えられた鈴木氏には、強力なリーダーシップとコンプライアンス意識、そしてエンタメ界の構造改革が期待されています。
■ 鈴木氏のコメント全文(一部抜粋)
「これまでのコンプライアンスを重視した路線を承継しつつ、より一層ファンの皆様や関係者の皆様に喜んでいただけるエンターテイメントをご提供すべく、新しい価値創造に取り組む所存です。」
この言葉には、「ジャニーズ」から「STARTO」へと進化する過程で、タレントやファンを守る強い意志が感じられます。
鈴木克明の人物像と今後の展望
テレビ業界で40年以上にわたり現場と経営の両方を経験し、数々のヒット番組を手がけてきた鈴木克明氏。温厚かつ理論派のプロデューサーとして知られており、スタッフからの信頼も厚いといいます。
今後の課題は、
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タレントのマネジメント体制の見直し
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世代交代と新たなスターの発掘
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国際展開への布石
などが挙げられますが、鈴木氏であればその手腕を遺憾なく発揮してくれることでしょう。
まとめ|鈴木克明氏は「信頼と実績」のプロフェッショナル
いかがでしたか?
鈴木克明氏は、
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慶應義塾大学卒の高学歴
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フジテレビで『めざましテレビ』を立ち上げ
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編成制作局長・専務取締役として長年活躍
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テレビ西日本の社長も歴任
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現在、STARTO ENTERTAINMENT新社長に就任
という、まさに「放送界のエリート」と呼ぶにふさわしい経歴を持つ人物です。
新しい芸能界の在り方が問われる今こそ、彼の知見と行動力に注目が集まっています。今後の展開に、ぜひ注目していきましょう。
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