長野市議会議員を務める山崎昭夫氏をめぐり、女性に対する不同意わいせつの被害申告が明らかになりました。
公人であり、元民放アナウンサーという知名度の高い立場にあった人物だけに、波紋は広がっています。
本記事では、報道されている事実をもとに、山崎昭夫氏の人物像、経歴や学歴、家族構成、そして今回の不同意わいせつとされる行為の経緯、余罪の有無や動機について整理します。
なお、家族や動機、余罪については公表情報が限られているため、推測を含む部分は推測と明記しています。
山崎昭夫氏のプロフィール

山崎 昭夫(やまざき あきお)氏は、1969年9月1日生まれ。
長野県長野市議会議員(1期)で、信越放送(SBC)の元社員、元アナウンサーとして知られています。
2023年に行われた長野市議会議員選挙では、日本維新の会の公認新人として立候補し、得票数トップで初当選しました。
アナウンサー時代に培った知名度と発信力が、選挙戦で大きな武器になったとみられています。
学歴と経歴
早稲田大学卒業まで
山崎氏は1994年に早稲田大学社会科学部を卒業しています。
早稲田大学は全国的にも知名度の高い私立大学で、社会科学部は幅広い分野を横断的に学べる学部として知られています。
在学中の詳しい活動内容については公表されていませんが、その後のアナウンサーとしてのキャリアを見る限り、表現力やコミュニケーション能力を磨いてきた人物であることがうかがえます。
信越放送でのアナウンサー時代
1994年、大学卒業と同時に信越放送へ入社しました。
テレビ・ラジオ双方で長年にわたり活躍し、長野県内では「顔なじみ」の存在だったと言えます。
2001年4月からは夕方のワイド番組「Uパレード」のキャスターを約5年間担当し、テレビ出演が中心となりました。
その後はラジオ番組に活動の場を移し、情報番組から音楽番組まで幅広く担当しています。
2022年3月には、パーソナリティを務めていた「Mixxxxx+」の番組内で、部署異動と番組降板を自ら発表。
2023年7月に信越放送を退社しました。
政界への転身と除名処分
2023年9月17日投開票の長野市議会議員選挙に、日本維新の会公認で立候補。
6629票を獲得し、得票数1位という結果で初当選を果たしました。
しかしその後、党の方針である「身を切る改革」に基づく寄付に応じなかったことなどを理由に、
2025年11月10日付で日本維新の会長野県総支部から除名処分を受けています。
山崎昭夫 妻や子供はいる?家族構成について
家族構成は公表されているのか
山崎昭夫氏の妻や子供の有無、家族構成については、公的に確認できる情報はありません。
本人の公式プロフィールや選挙時の資料、報道などでも、家族について具体的に触れられた事実は確認されていません。
政治家の中には家族を積極的に公表する人もいますが、山崎氏は私生活について多くを語らないスタンスだったとみられます。
推測される状況
年齢的には配偶者や子供がいても不思議ではありませんが、
家族がいるかどうかは推測の域を出ません。
今回の件においても、妻や子供に関するコメントや言及はなく、
家族が事案に関与しているという情報も一切出ていません。
不同意わいせつとされる行為の経緯
今回問題となっているのは、2024年6月に松本市内の飲食店で起きたとされる出来事です。
被害を訴えている女性によると、女性は山崎氏が2023年の市議選に初当選した際、選挙運動を手伝っていました。
その後、松本市内の飲食店で2人きりでカウンター席に並んで座っていた際、
酒に酔った山崎氏から、同意なく突然キスをされたとしています。
女性はその場で強く拒否することができず、
公人を相手にしているという立場から、誰にも相談できない期間が続いたといいます。
謝罪と被害届提出までの流れ
2024年12月、第三者が同席する場で山崎氏から直接謝罪を受けたとされています。
しかし、その後の態度や振る舞いから、女性は「反省していないのではないか」と感じたとのことです。
結果として、女性は同年12月24日、松本警察署に被害届を提出しました。
女性は取材に対し、
「相手が公人だったため半年間は誰にも話せなかった。
これ以上、被害者が出てほしくないと思い、被害届を出した」
と語っています。
山崎昭夫氏のコメント
長野放送の取材に対し、山崎氏はキスをした事実自体は認めています。
一方で、
「不同意の上でやったつもりはなかった」
「そういう雰囲気になったと思った」
「傷つけてしまったことを本当に反省している」
などと説明しています。
この認識の違いが、今回の問題の核心とも言えます。
不同意わいせつの余罪はあるのか
現時点での事実
現時点で、山崎昭夫氏に他の被害者がいるという公式発表や報道はありません。
警察も、余罪について具体的に言及していない状況です。
推測として考えられる点
女性が「他に被害者が出てほしくない」と語っていることから、
同様の行為が他にもあったのではないかと疑念を持つ人もいます。
ただし、これはあくまで周囲の受け止め方であり、
余罪があったと断定できる事実は確認されていません。
動機は何だったのか
酒に酔った勢いという説明
山崎氏自身は、酒に酔っていたことや「雰囲気」を理由に挙げています。
しかし、同意の有無は相手の意思が最優先されるものであり、
雰囲気や主観的な判断で正当化されるものではありません。
推測される背景
推測としては、
・立場の上下関係
・公人としての影響力
・支援者との距離感の誤認
といった要素が重なった可能性が考えられます。
ただし、これらはあくまで一般論であり、
動機についても現時点で断定的なことは言えません。
公人として問われる責任
山崎昭夫氏は、市民から選ばれた議員であり、
以前は報道に携わる立場でもありました。
公人である以上、私的な場であっても、
その行動は社会的な影響を持ちます。
今回の件は、単なる個人間のトラブルではなく、
政治家の倫理や責任のあり方が問われる事案だと言えるでしょう。
まとめ
山崎昭夫氏をめぐる不同意わいせつの被害申告は、
長野市政や政治倫理に大きな影響を与える問題です。
現時点では、
・キスをした事実は本人も認めている
・同意の有無について双方の主張が食い違っている
・余罪や明確な動機は確認されていない
という状況です。
今後、警察の捜査や本人の説明によって、
事実関係がさらに明らかになることが注目されます。
新たな情報が入り次第、冷静かつ事実に基づいた検証が求められます。