2025年12月22日、11人組ガールズグループME:I（ミーアイ）に衝撃が走りました。
公式サイトが更新され、COCORO、RAN、SHIZUKU、KOKONAの4人が、12月31日をもって株式会社LAPONE GIRLSとの専属マネジメント契約を満了し、ME:Iとしての活動を終了すると発表されたのです。
しかも今回の発表では、脱退理由の詳細説明はなく、4人それぞれの本人コメントも掲載されませんでした。
人気グループであり、かつサバイバルオーディション番組から誕生した「物語性の強いグループ」であるME:Iにとって、これは極めて異例の事態と言えます。
本記事では、公式発表と取材記事の内容を整理しながら、
なぜ4人が同時に脱退することになったのか、
そしてME:Iは今後どうなっていくのか、
読者が最も気になるポイントを丁寧に掘り下げていきます。
ME:I公式発表の内容を整理
まず、公式サイトに掲載された内容を確認します。
発表によると、
COCORO
RAN
SHIZUKU
KOKONA
以上4人は、2025年12月31日をもって専属マネジメント契約が満了し、ME:Iとしての活動を終了するとのことでした。
文面は終始丁寧で、
「突然のご報告となりましたことへのお詫び」
「これまで尽力してくれた4人への感謝」
「今後も変わらぬ応援をお願いしたい」
といった、いわゆる定型的な表現が並んでいます。
一方で、
・なぜ4人なのか
・なぜ同時なのか
・なぜ今なのか
といった核心部分については、一切触れられていませんでした。
本人コメントが一切ない異例さ
今回の脱退劇で、ファンに最も大きな衝撃を与えたのが、本人コメントが存在しないという点です。
アイドルグループの脱退発表では、
たとえ体調不良や将来設計の違いであっても、
短い文章であっても本人の言葉が添えられることが一般的です。
特にME:Iは、
『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』というサバイバル番組を通じて、
努力や葛藤、成長の過程をファンと共有してきたグループです。
その「物語」をずっと見守ってきたファンにとって、
本人の声が一切届かない形での活動終了は、
精神的な整理がつきにくいものとなりました。
直前まで続いていたアリーナツアーとの落差
さらに混乱を大きくしたのが、発表のわずか8日前の出来事です。
12月14日、ME:Iは東京・有明アリーナで、
全国アリーナツアーのアンコール公演最終日を迎えていました。
この時点で、
・RAN、COCOROは療養中
・SHIZUKUは活動休止中
という状況ではありましたが、
会場には3人の名前入りうちわを掲げるファンの姿が数多く見られました。
つまり、多くのファンは
「いつかまた11人で揃う日が来る」
と信じていたのです。
その直後に発表された4人同時脱退は、
心理的な落差という点でも、非常に大きな衝撃でした。
リーダーMOMONAのMCが示していた違和感
アンコール公演の最終日、
リーダーのMOMONAはMCで、印象的な言葉を残しています。
「一メンバーとして、自分はステージに立つ資格があるのかとさえ思った」
この発言は、
グループ内での葛藤やプレッシャーが、
決して軽いものではなかったことを示唆しています。
もちろん、これが直接脱退と結びつくと断定することはできません。
しかし、
グループ全体が大きな転換点に立たされていた可能性を感じさせる発言であったことは確かです。
なぜ4人が同時に脱退したのか
ここからは、記事や関係者コメントを踏まえた上での整理になります。
以下はあくまで推測を含む考察です。
体調不良だけでは説明しきれない点
COCOROについては、2025年3月頃から体調不良で表舞台から離れていたことが伝えられています。
しかし一方で、
「元気そうだった」
「レッスンには復帰していた」
といった情報もあり、
体調不良だけで4人同時の契約満了に至ったとは考えにくい部分もあります。
契約満了という表現の意味
今回の発表では「脱退」ではなく、
「専属マネジメント契約の満了」という表現が使われています。
芸能界では、
・活動方針の違い
・将来設計のズレ
・個々のキャリア選択
などが理由の場合、
円満さを保つために「契約満了」という形が選ばれることもあります。
このため、
4人それぞれが同じタイミングで、
「ME:Iとしてではない未来」を選択した可能性も否定できません。
メンバー間の不仲説は否定されている
関係者のコメントとして、
「メンバー間の仲が悪かったわけではない」
という点は強調されています。
少なくとも、
内部トラブルや対立が原因での大量脱退、
という見方は慎重であるべきでしょう。
ME:Iは今後も存続するのか
4人が抜けることで、ME:Iは7人体制となります。
グループ存続について、現時点で公式から
「活動休止」
「解散」
といった発表は出ていません。
そのため、
ME:Iは存続し、新体制で活動を続ける可能性が高い
と考えられます。
ただし、
・パフォーマンス構成の見直し
・役割分担の再構築
・精神的負担の増加
など、残るメンバーにかかる責任は決して小さくありません。
新メンバー加入の可能性はあるのか
読者の間で多く挙がっているのが、
「新メンバーは入るのか」という疑問です。
しかしME:Iは、
オーディション番組で選ばれたメンバーによるグループであり、
安易な追加加入は、
これまで築いてきた物語性と矛盾する可能性があります。
現実的には、
・当面は7人体制
・個々の活動強化
・グループとしての再定義
といった方向に進む可能性が高いでしょう。
説明不足がファンの不安を大きくしている
今回の件で最も大きな問題点は、
事実そのもの以上に「説明の少なさ」です。
ファンが求めているのは、
ゴシップ的な暴露ではなく、
「気持ちを整理するための最低限の説明」です。
沈黙が長引けば長引くほど、
憶測や不安は膨らみ、
グループ全体への信頼にも影響しかねません。
まとめ
ME:Iの4人同時脱退は、
単なる人数減少ではなく、
グループの歴史における大きな転換点です。
現時点で分かっているのは、
・公式には契約満了という形
・不仲や不祥事の情報はない
・理由の詳細は明かされていない
という事実だけです。
だからこそ、
今後どのような形で説明やメッセージが届けられるのか、
そして残るメンバーがどんな未来を描くのかに、
多くの視線が集まっています。
ME:Iというグループの「物語」が、
ここからどのように続いていくのか。
その答えは、これから少しずつ明らかになっていくはずです。
