9月に出張先で行われた宴席において、女性へのセクハラ行為があったとして、有田町の松尾佳昭町長（52）が関係者に謝罪していることが明らかになりました。
松尾町長は「悪酔いして覚えていない」とする一方で、「町長としてあるまじき行為だった」と非を認めています。町議会では問責決議案が提出される見通しで、辞任の可能性を含め議論が進むとみられています。
この記事では、報じられている内容をもとに、松尾佳昭氏の経歴や家族構成、今回の問題が町政に与える影響、辞任の可能性について詳しく整理します。
松尾佳昭のWiki 学歴・経歴
佐賀県有田町の現町長で、2025年時点で2期目を務めています。昭和48年11月19日生まれで52歳。地元の有田町外尾町に在住し、地域に根ざした政治活動を続けてきました。
松尾佳昭の学歴
松尾町長は佐賀県の地方出身で、以下の学校を卒業しています。
佐賀県立伊万里高等学校
福岡大学 法学部 経営法学科
法律や経営分野を学んだバックグラウンドは、後の議員活動や行政運営にも大きく関わっていると考えられます。
松尾佳昭の経歴
松尾町長は長く民間企業で働いた経歴を持っています。
平成8年4月～平成15年12月
民間企業に勤務し、社会経験を積む。
平成16年1月～平成18年3月
参議院議員秘書として国政の現場を経験。
平成18年9月～平成30年2月
再び民間企業で勤務。
このように、行政と民間を往復しながら経験を積んできたことが特徴です。
有田町議会議員から町長へ
平成18年4月に有田町議会議員に初当選し、文教厚生常任委員長も務めています。
平成30年4月
有田町長に就任。
その後、住民からの信頼を背景に再選。
報道では、選挙当日の写真に妻・ユミさんとともに写っており、家族で選挙戦を支えていたことがうかがえます。
松尾佳昭の家族構成
松尾町長は既婚者で、妻と2人の子供がいます。
家族構成は以下の通りです。
- 妻（ユミさん）
- 長男
- 長女
地域活動の場でも家族が支えてきた様子が報じられており、選挙時の写真では妻が隣に立ち、勝利を共に喜んでいました。
2児の父として家庭人の一面も持っていることが知られています。
問題となったセクハラ行為の内容
今回、問題となっている行為は次のように報じられています。
9月の出張先での宴席で、接客していた女性に対してセクハラ行為をしたとされる。
町議会の聞き取りに対し、松尾町長は当初「悪酔いして覚えていない」と説明。
ただし、「不徳の致すところ」「町長としてあるまじき行為だった」と認め、関係先に謝罪。
具体的な行為の詳細は報道されていませんが、本人がセクハラを認め謝罪しているため、一定の事実関係があったとみられます。
有田町議会は問責決議案を提出へ
町議会議員の大半が問責決議案の提出に向け動いており、定例会初日の2日に提出される見通しです。
問責決議案とは
・法的拘束力はない
・議会が町長の政治的責任を問うもの
・可決されれば辞職圧力になる
議会側は今回の行為を重く見ており、厳しい姿勢を示しています。
松尾佳昭は辞任する可能性はあるのか
現時点で松尾町長は辞任を表明していません。
しかし、以下の要素から辞任の可能性は十分に考えられます。
町議会の大半が問責決議案に賛成の姿勢
本人が行為を認めて謝罪している
町民からの批判が高まる可能性
セクハラ問題は政治家の信頼性に直結するため、特に小規模自治体では影響が大きいとされます。
問責決議案が可決された場合、進退の判断を迫られるのは確実とみられます。
有田町への影響
松尾町長は2期目で、今後の町政運営にも中心的役割を担う立場でした。
しかし今回の問題により、
行政の信頼低下
町政の停滞
町民感情の悪化
などの影響が懸念されています。
特に、人口減少が課題となっている地域自治体では、町長の不祥事は地域のイメージにも直結しやすく、観光や移住政策にも影響が出る可能性があります。
まとめ
松尾佳昭町長は、地元で長く政治活動を続けてきた人物で、家族に支えられながら町政に携わってきました。
しかし今回、出張先の宴席で女性に対するセクハラ行為があったとして謝罪し、町議会は問責決議案を提出する見通しです。
辞任については現時点で明言されていませんが、議会の反応や町民感情を考えると、進退問題に発展する可能性は高い状況です。
今後は町長本人の説明責任に加え、有田町全体として信頼をどのように回復していくかが問われることになります。
