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シンエンペラーの血統 馬名の由来 馬主は誰 競争成績や獲得賞金は?

シンエンペラーは、近年の日本競馬のなかでも特に注目度の高い存在として、多くのファンや関係者から熱い視線を集めている競走馬です。

フランスの名門生産牧場で誕生し、日本のトップホースを多数送り出してきた矢作芳人厩舎へと預けられた同馬は、デビュー前から高額取引と卓越した血統背景で話題を呼んでいました。

デビュー後もその期待に応えるように、京都2歳ステークスでの圧巻の走り、そして海外重賞ネオムターフカップ制覇など、着実に実績を積み重ねてきました。

特に、母スターレッツシスターが世界的名馬ソットサスや、アメリカで活躍したシスターチャーリーを輩出した名牝であること、そして父シユーニは欧州が誇るトップサイアーであることから、シンエンペラーは「世界基準の血統を持つ日本馬」として国際的にも評価されつつあります。

さらに馬名には、新しい時代の象徴となるようにという願いが込められており、日本競馬を牽引してきた人気オーナー藤田晋氏が所有することでも大きな話題を呼びました。

本記事では、シンエンペラーの血統背景、馬名の意味や命名の由来、馬主情報、国内外で積み重ねてきた競走成績、そして総獲得賞金までを、分かりやすく丁寧にまとめていきます。

目次

シンエンペラーの血統

シンエンペラーはフランスの名門育成牧場「Ecurie Des Monceaux」の生産馬として誕生しました。

父は欧州で非常に人気が高いSiyouni(シユーニ)。
母は世界的名牝として知られるStarlet’s Sister(スターレッツシスター)です。

父シユーニはフランスを代表する大種牡馬として多くの活躍馬を輩出しており、スピードと加速力に優れた産駒を送り出してきました。

また、母スターレッツシスターはただの良血牝馬ではありません。

兄弟には
・ソットサス(凱旋門賞馬)
・シスターチャーリー(米エクリプス賞受賞)

といった世界レベルの名馬が並びます。

そこにガリレオを母の父に持つという黄金配合が加わり、シンエンペラーは血統面だけを見ても“世界級のポテンシャルを秘めた馬”として大きな注目を集めていました。

デビュー前から「走らない理由が見当たらない」と言われていたのも納得できます。

セリで2億9400万円の高額落札

シンエンペラーは2022年のアルカナ・オーガストイヤリングセールにて、210万ユーロ(日本円で約2億9400万円)で落札されました。

この金額はセール初日から2日目までを含めた全体の最高額。
それだけ期待値の高い血統背景と馬体を備えていたことが分かります。

落札したのは矢作芳人調教師で、当初は「新しい日本人オーナー」と発表されましたが、後に藤田晋オーナーの馬であることが判明しました。

馬名の由来

馬名の意味は「真の皇帝」または「新しい皇帝」。

藤田オーナーの“Shin(シン)”という名前と、Emperor(皇帝)を組み合わせたものとされており、まさに「新時代の王」をイメージした名称です。

血統、馬体、期待値、そのすべてが揃ったこの馬に相応しい、堂々としたネーミングだといえます。

馬主は誰?

馬主はサイバーエージェント創業者で、近年競馬界でも存在感を増している藤田晋氏。

藤田オーナーは国内のみならず海外競馬にも積極的に投資しており、ブリーダーズカップや凱旋門賞、ドバイのレースにも挑戦。

シンエンペラーは藤田オーナーが本格的に世界へ挑む象徴的な存在といえます。

デビュー前の育成

フランス生産の外国産馬でありながら、日本ではノーザンファーム早来の小笠原厩舎で育成されました。

育成段階からバランスの良さと動きの軽さが際立っており、

「中距離以上で強さを発揮するタイプ」
「成長力も見込める」

と評価されていました。

2歳(2023年) 新馬戦から京都2歳S制覇

シンエンペラーは11月の東京芝1800mで新馬戦に出走。

スタート直後からセンスの良い走りを披露し、直線ではひと伸びして3馬身差の完勝。
この時点で素質の片鱗を見せつけました。

続く京都2歳ステークスでは出遅れ、道中は後方に位置する苦しい展開。
しかし直線では馬群を割って力強く抜け出し、見事に無敗のまま重賞初制覇を達成しました。

この勝利は以下の点で歴史的でもありました。

・フランス産馬の2歳JRA重賞制覇は史上初
・シユーニ産駒のJRA重賞初勝利

まさに「新帝」の名にふさわしい快挙となりました。

その後のホープフルステークスでは勝利こそ逃したものの、最後まで粘り、強敵レガレイラ相手に2着と健闘。
G1でも十分勝ち負けできる力を証明しました。

3歳(2024年) クラシック戦線で存在感

クラシックに向けた最初のレース・弥生賞では、スタートの不利を受けながらも2着に入り、皐月賞の優先出走権を獲得。

皐月賞では5着、ダービーでは3着と、惜しい競馬が続きながらも常に上位に顔を出しました。

特にダービーの3着は価値のある内容で、
「高速馬場が不向き」と言われていたなか、上がり2位の末脚を記録。

これが矢作調教師の欧州遠征計画に繋がりました。

そして迎えた愛チャンピオンステークスでは3着に入り、欧州の強豪相手に健闘。
その後の凱旋門賞は12着と崩れましたが、日本馬の苦戦が続く中、経験を積んだこと自体が大きな収穫となりました。

ジャパンカップではまさかの逃げを選択し、最内強襲で2着同着と大健闘。
この走りで国内ファンの評価は一段と高まりました。

4歳(2025年) ネオムターフC制覇で復活

シンエンペラーの真価が再び発揮されたのが4歳シーズン。

中東遠征初戦となるネオムターフカップでは見事な逃げ切り勝ち。
海外重賞初制覇を果たし、坂井瑠星騎手も「逃げれば勝てると思っていた」と語りました。

続くドバイシーマクラシックでは失速して7着でしたが、疲労と展開が響いた形でした。

秋の愛チャンピオンステークスでは6着と敗れ、その後に喘息と肺出血が見つかったことで凱旋門賞を回避。
万全ではない状態でも格のある走りを見せてきた点は、逆にこの馬の底力を示すものでもあります。

競争成績(通算12戦3勝)

中央競馬:7戦2勝
海外:5戦1勝

勝ち鞍
・GIII 京都2歳ステークス
・GII ネオムターフカップ

海外遠征で複数の大舞台に挑戦し続けたため、勝利数以上に価値の高い戦績といえます。

獲得賞金

総獲得賞金:5億7749万5900円

内訳
・中央競馬:3億5604万4000円
・海外:2億2145万1900円

海外賞金の高さが目を引きますが、それは藤田オーナーが積極的に世界へ挑む姿勢の象徴でもあります。

シンエンペラーが愛される理由

シンエンペラーが多くのファンに応援される理由は次の点にあります。

・世界的名血統
・高額落札のドラマ性
・日本と欧州を往復する国際派
・逃げから差しまで対応できる自在性
・母の死と重賞勝利が重なった悲劇的エピソード
・藤田オーナーと矢作厩舎の挑戦ストーリー

ただ強いだけではなく、ストーリー性と挑戦心に満ちた競走馬。
だからこそ、結果以上に記憶に残る存在になっているのです。

まとめ

シンエンペラーは血統・ドラマ・挑戦・結果、そのすべてが揃った国際派の名馬です。

フランス生まれ、藤田晋オーナーの所有馬として日本でデビューし、
国内外の大舞台で堂々と渡り合い続けてきました。

4歳シーズンではネオムターフカップを制し、再び世界の舞台へ。
今後も体調が整うことでさらなる飛躍が期待されます。

これまでの実績だけでも十分に“真の皇帝”と呼ぶにふさわしい存在ですが、
まだ現役であり、これからの挑戦にこそ注目が集まります。

今後のシンエンペラーの活躍にも引き続き目が離せません。

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